JLCが開く素粒子物理の最前線


標準理論の描く世界像

自然は少数の物質粒子とその間の力を媒介する粒子からできている。 これに未発見の質量の元となる粒子(ヒッグス粒子:H)をつけ加えたものが標準理論である。

JLCの探るエネルギー領域

ヒッグス粒子が発見され標準理論が確かめられたとしても、宇宙創成の時のエネルギー領域にはまだ17桁も残っている。いったい、エネルギーを1桁あげるとこで、標準理論を越えるより深い理論の手がかりが得られるのであろうか?

最近のトリスタン、LEP、SLCの精密データは、超対称大統一理論を示唆している。この理論の正否はJLCで、確実に確かめられる。

超対称大統一理論は、15桁、上のエネルギー領域まで成り立つと考えられている。

次のページへ前のページへ目次へ


webmaster@www-jlc.kek.jp Feb 01, 1995