2001/05/08    OpenSSH and VFlib2 on MacOS X Release

sftp がないと不便なので(scp では相手先のファイル配置を知ってないと使えないので記憶力の鈍った私向きでない)、openssh を更新する。これにともなって tcp_wrappers と OpenSSL の開発パッケージも用意した。こちらは APPLE のものとバージョンをあわせるため Darwin1.3.1 をベースにした。
ただし、OpenSSH の sftp はコマンドライン補完が効かないので改善が望まれる(Open でない SSH を移植するという道もあるが)。
関連する RPMS は
tcp_wrappers-devel-7.6-4a.ppc.rpm
openssh-2.9p1-1a.ppc.rpm
openssh-clients-2.9p1-1a.ppc.rpm
openssh-server-2.9p1-1a.ppc.rpm
openssl-headers-0.95a-5a.ppc.rpm
また SRPMS は
tcp_wrappers-devel-7.6-4a.src.rpm
openssl-headers-0.95a-5a.src.rpm
openssh-2.9p1-1a.src.rpm
openssl はヘッダーだけなのでほとんどからっぽ。tcp_wrappers も client は標準でついているのでなし。それと OpenSSH は標準のものを上書きするのでこれがいやな人は、SRPM をいじって /usr/local あたりに入れるようにして下さい。

それと VFlib2 であるが、土井@電中研さんから、vfontcap がおかしい旨ご指摘いただいた(土井さんに感謝)。xtt-fonts のインストール先が違っていたのが原因。私の環境では、rpm にする前に tarball を展開したものが /usr/X11R6/lib/X11/fonts 以下に残っていたので気づかなかった。これで苦労された方、ご迷惑をおかけしました。解決方法は、/usr/local/share/VFlib/2.24.2/vfontcap を編集して、r-watanabe-mincho-ttf と r-wadalab-gothic-ttf  のパスを/usr/local/share/fonts/ja/TrueType 以下のものにおきかえること。この修正を加えて VFlib の RPM を更新した。RPMS は

VFlib2-2.24.2-8b.ppc.rpm
VFlib2-VFjfm-2.24.2-8b.ppc.rpm
VFlib2-devel-2.24.2-8b.ppc.rpm
SRPM は
VFlib2-2.24.2-8b.src.rpm


今までにコンパイルしたMacOS X Release 用の rpm については、 spec ファイル、パッチ、ソース RPM、バイナリー RPM それぞれについて SPECSSOURCESSRPMSRPMS に対応するものが置いてある。RPMS 以下の ppc はマシン依存な RPM 、noarch はマシン非依存な RPM の置き場所である。バイナリーのみの RPM および Tar Ball のみのパッケージの場合には、ソースおよびパッチは src に、また、Tar Ball は tgz にそれぞれ置いてある。新しいものは ~fujiik/macosx/10.0.X/ 以下にある点に注意(~fujiik/macosx 直下のものは Public Beta 用の古いもの)。  いつものように使う場合は自己責任で。


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